前の記事。
2016.12.4
【戸松遥、梶裕貴、島崎信長】12月7日のRの法則は声優大特集。予告動画が公開中! | 声優メモ帳
http://blog.livedoor.jp/seiyumemo/archives/9429785.html
海外ドラマ「100 オトナになったらできないこと」日本語吹き替え版のアフレコ現場に潜入!
メインキャストを演じるのはこの3人
今日はこの3人から声優の極意を教わっちゃう!
まずは収録の様子を拝見
外国の役者画さん普通に日本語喋ってるみたい!
自然に聞こえるその裏には声優の極意が……それは!
極意1
「???をシンクロ!」
その神ワザを見せてくれたのは戸松さんのこのシーン
このシーンOKかと思いきやNG。その理由はちょっと短かった。
そう、途中のブレスト最後の言葉が合っていなかったのが原因。
それに対してディレクターから指示が。
ディレクター
「絶対ちゃんと世話する“から”信じてよ。世話するからのあとに気持ちブレス取ってください」
口の動きを合わせるためセリフを追加。
一つのセリフの中で2回口の動きを合わせるという超難しい指示。戸松さんどう演じるのか!
見事難しい指示にも一発で答えた。流石プロ
アフレコのとき声優の皆さんはイヤホンで吹き替え前の役者のセリフを聞いている。
R'sメンバーひめ
「聞きながらで喋る言葉とごっちゃになったりしないんですか?」
戸松遥
「たしかに!言われてみれば不思議~」
喋り出しや役者のトーン&ニュアンスを確認しながらセリフを言う。これが声優のスゴワザ!
セリフをピッタリ合わせるため台本にも秘密が!
梶さんの台本には何やら数字が。これは画面の上にある数字。役者が喋りだす時間を書き出して、これに合わせてセリフを言っているんだって!
梶さんの目線を見てみると台本と画面を行ったり来たり。そして時間が来た所で喋り出し、すぐさま台本に目を移すと次のセリフを喋り出す。まさに神ワザ!
更にセリフの最後に……これ落書き!?
梶裕貴
「顔ですね。最終的にドヤ顔になるみたいな。ヒントを書いとかないと忘れちゃう」
ドヤ顔でセリフが言えるようにイラストでメモ
梶裕貴
「たまにそういう表記はしますね」
海外ドラマの吹き替えが自然に見えるわけ。そこには声優の皆さんの知られざる極意がたっぷり詰まっていた。
スタジオには戸松遥がゲスト出演
山口達也
「大変だね」
戸松遥
「すごく楽しいです!やりがいがあります」
山口達也
「なんであれがNGテイクなのってあるでしょ?」
戸松遥
「役者さんの最初にできてるお芝居があるので、それに合わせていかなきゃいけないお仕事なので。特に吹き替えだと尺には厳しいですね」
山口達也
「大変だな~」
吹き替えは口の動きだけじゃない難しさが!
R'sメンバーひめがアフレコ初体験
まずはプロのアフレコを拝見!
完璧!
ひめは役者の演技にうまくセリフに合わせられることができるのか?
なんとか口の動きに合わすことができたけどどうも味気ない。
すると3人からアドバイス。
梶裕貴
「口と音を合わせるのにいっぱいいっぱいになっちゃうと思うけど」
島崎信長
「秒数とかそういうのはズレてもいい覚悟でガッ!とやってみた方がいい」
声優にはタイミング以外に大切なことが、それは!
吹き替えの極意2
「役者の気持ちを演じろ!」
3人のアフレコを見てみるとすんごく動いてる!
梶さんなんかセリフに合わせてこの表情
信長さんは……くしゃみ
2人ともマイクに余計な音が入らないレベルで全身を使って演技している
そして戸松さんも……役者の動きとシンクロ!
声だけで演じるのではなく、役になりきって演じることでセリフに心がこもるんだって
ひめが再挑戦
役に合わせてこの笑顔
戸松遥、島崎信長、梶裕貴
「すごい良かった」
島崎信長
「受けの芝居だったのですごくやりやすい」
声優の極意。それは役になりきることでその人物に新たな命を吹き込む豊かな表現力にあった。
山口達也
「大変(笑)」
ひめ
「とにかく気にすること、やらなきゃいけないことがいあっぱいで、忙しすぎて全然気持ちを入れるどころじゃなかったですね」
山口達也
「汗だくになるでしょ?」
戸松遥
「なります!激しい役とかアクティブな役で走ってるシーンだと、本当に手を動かしながらやるので終わると汗だくになってて運動したような気持ちになります」
ゴリ
「アクションの話でも“ハァハァ……”とかってずっとやらなきゃいけないけど、自分は実際動いてないから過呼吸で頭クラってすることあるんじゃないかなって思って」
戸松遥
「あります、あります。役者さんとかアニメーションのキャラクターが動いてるので自分も動いたような気持ちにならないと、声に表情が乗らなくて。ここだけ(口元に手)でやってしまうとちょっと足りない感じというか」
山口達也
「変ない言い方だけど実際に演じている人よりもエネルギー出てるよね」
戸松遥
「出てますね~。よりオーバーにやってちょうど良かったりするので」
役になりきるスゴワザを生アフレコで披露。
アフレコするのは少女漫画「青葉くんに聞きたいこと」
今回はなんと作者の遠山えま先生のオリジナルストーリー。登場するのはこちらの7役。この7役を戸松さんが1人で演じ分ける!
山口達也
「いける!?」
戸松遥
「がんばります!」
7役を戸松遥1人で演じたら?
一同
「すごーい!」
(本当にすごかったです)
戸松遥
「すごい緊張しました」
ゴリ
「本当に1人?」
戸松遥
「1人です(笑)」
ゴリ
「縦で見えないだけで後ろに相当いるんじゃないの?」
戸松遥
「(笑)」
R'sメンバー
「青葉くんのときにこうやって胸を張ったじゃないですか。動きもやっぱり入れることで声も変わるんだなって思って」
R'sメンバー
「“…!”のところも“…あっ!”っていうところ!そこもちゃんと入ってて」
ゴリ
「着メロにしたい」
あらゆる役を演じる声優。なかにはこんな無茶ぶりも!
戸松遥
「見た目が人間でも一千年生きている神様とかいう役とかやるんですよ。会ったことないし、生きたことないし。でもそれをこの人は何千年も生きているんだなっていう貫禄をお芝居で出していかなきゃいけない。すごい難しいですね」
声優が演じる様々な役はオーディションで決まっているんです。
山口達也
「いまだにオーディションは受けますか?」
戸松遥
「受けます!常に。ベテランさんとか新人さん関係なく同じ役を受けたり。新人だからって受からないわけじゃ全くなくて、急に主役に抜擢されたりとか全然ありえる話なので」
山口達也
「オーディションは自分の好きな役を受けられる?」
戸松遥
「時と場合によるんですけど、自分で10キャラからの中から3キャラ選んで受けてくださいってこともあれば、制作さん側からこの役とこの役を受けてくださいっていう風に言われることもありますし、言われてから受けたら“すいません、追加でこれも”って急遽台本を渡されて受けることもあります」
映画「ドクター・ストレンジ」の日本語吹き替え版声優オーディションにR'sメンバーが挑戦。
審査するのは今作の吹き替え演出を担当する岩見純一さん。
今回オーディションで選ぶのはストリートバスケをする青年役。
監督が求めるのは……
岩見純一
「自然にバスケットボールをやること。自然ってどういうことかというと、言葉に動きを与えることです」
岩見さんからのリクエスト1
岩見純一
「もうちょっとシャープにできますか?誰か1人に向けて鋭い言葉を投げかけてみてください」
岩見さんからのリクエスト2
岩見純一
「演じる役は黒人である」
オーディションで選ばれたのは前川優希。
岩見純一
「(リクエストに)ちゃんと反応して演じ分けてくださったこと。変わろうとしているのがハッキリ分かった。ですから次はこうやればもっと良くなるというのが分かるということですね」
アフレコの収録に使える時間は僅か。監督の要求に瞬時に応える力が重要なポイントになった。
戸松さんによるとオーディションで重要なのは監督のリクエストに即座に応える瞬発力なんだそう。
戸松遥
「とにかくすぐに応える力って実はものすごく大事で、何でもいいから何でもいいから正解かどうかは監督が決めることなので。なのでそれをリクエストされたときに分からないけど想像したなりに自分なりにやってみようって思うことが、実は一番大事なことなので……すごいなぁって思って」
山口達也
「瞬発力だね」
実は戸松さんもデビューのきっかけは声優事務所のオーディション。
戸松遥
「ジブリがすごく好きで、特に千と千尋の神隠しが一番好きなんですけど。それが好きすぎてセリフを全部暗記してたんですよ」
一同
「えー!?」
戸松遥
「なので今の事務所に入るときに何も特技がなかったので、“じゃあ1人で千と千尋の神隠しやりまーす”って言って(笑)そこでアピールして(事務所に)入りましたね」
R'sメンバー
「小さいときから声のレパートリーは多かったんですか?」
戸松遥
「無意識に真似しちゃう癖とかがあって、遊びの延長線上で」
山口達也
「声優さんなってよかったよ。もしかしたらモノマネタレントになってたかも」
戸松遥
「(笑)」
ゴリ
「そういうのやらなかったですか?絶対に中学のときとか先生のモノマネやるじゃないですか」
戸松遥
「先生のモノマネすごい得意でした!やってました」
ゴリ
「僕ら絶対知らないですけど、一つだけなんとか先生のモノマネを」
戸松遥
「えっと、じゃあ中学のときの社会の先生のモノマネ……“はい始めるよ”」
一同
「(笑)」
戸松さんが声優になったきっかけはオーディション。でも声優の多くは養成所や専門学校の出身なんだとか。
そこで!声優の養成所とはどんなところなのか潜入。
こちらは梶裕貴さんを始め数々の人気声優を排出してきた業界最大手の養成所。
早速授業を覗いてみると……
R'sメンバーかすが
「なんで踊ってるの?(笑)声優さんじゃないの?」
実はこれ、全身を使った表現力を学ぶ授業。
最近では声優の仕事も多様化。歌やお芝居など体を使って表現する機会も多く、ダンスのスキルが求められるのだそう。
こちらの教室では……マジックの授業?と思いきや
講師
「滑舌が少し甘かったりとか、表現力っていうところががちょっと小さい」
実はこれ、自己アピールの授業。
プロの声優オーディションでは自己アピールは定番の審査。
自分の特徴を魅力的に伝える練習をしているんだって。
更に……
講師
「エチュードやりましょうか」
アドリブによる即興芝居など幅広い表現力を養う様々な練習を積んでいた
養成所の詳しい授業内容(それほど詳しくない)を紹介する動画と梶裕貴、島崎信長、戸松遥らがドラマの見所を語る動画は以下のページで公開中。17年1月7日までの期間限定なのでお早めに。
「100 オトナになったらできないこと」 メインキャストが見どころを語る! | NHK Rの法則
http://www.nhk.or.jp/rhousoku/special/seiyusp01/
知られざる声優の世界 | NHK Rの法則
http://www.nhk.or.jp/rhousoku/special/seiyusp02/
ぜったい声優になる! 最強トレーニングBOOK 改訂版(CD付き) (TWJ books) TWJ BOOKS トランスワールドジャパン |